健康食品の相談 > 消費者向け相談室

当協会では、健康食品に係る質問・相談にお答えすることで、消費者の皆様に正しい情報を理解し健康食品を適切に使用頂けるよう、皆様からのご相談を承っております。
健康食品の専門家がお答えいたしますので、お電話かウェブでご相談下さい。
電話相談受付:火・木(祝日、当協会の休業日 12/29-1/4、7/1 はお休み)

時間:午後1時から午後4時まで

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 健康食品のご利用に当たって、ご注意頂きたいことや、当相談室への代表的な相談事例をもとにまとめた
 ものです。

この Q&A は、健康食品のご利用に当たって、ご注意頂きたいことや、当相談室への代表的な相談事例をもとにまとめたものです。以下の12のご質問にお答えしておりますので参考にして頂けたら幸いです

<健康食品について>
Q1 健康食品とサプリメントの違いはありますか。
Q2 健康食品で病気は治りますか。
Q3 健康食品で健康になれますか。

<飲み方について>
Q4 健康食品はいつ飲めばよいのでしょうか。またどれくらい飲めば効果がありますか。
Q5 お薬を服用中ですが、健康食品を摂っても大丈夫でしょうか。
Q6 健康食品は、量を多く摂ったほうが効果的なのですか。
Q7 体の不調や健康を気にするあまり、つい多種類の健康食品を摂るようになり ましたが、大丈夫でしょうか?
Q8 効果を実感出来ず、摂取量を増やす代わりに、同じ効果のありそうな製品を追加しようと思いますが、問題な
   いでしょうか。

Q9 健康食品をしばらく飲んだら、何となく体の具合が悪くなりました。業者に問い合わせたところ、「好転反応
   であり、暫く飲み続けると効果を実感出来る」 と言われましたが大丈夫でしょうか。


<選び方について>
Q10 どのような健康食品を選べばよいでしょうか。
Q11 健康食品を1年分まとめて購入したり、定期的に届けてもらうと価格の割引があるといわれましたが1年分
   購入したほうが良いのでしょうか。


<賞味期限について>
Q12 健康食品はどれくらい持ちますか。

 健康食品について
Q1. 健康食品とサプリメントの違いはありますか。

A.健康食品の法律的な定義はありませんが、消費者庁では「健康に良いことを謳った食品全般」としています。サプリメントとは、特定成分が濃縮された錠剤・カプセル状・顆粒状等の製品を言うことが多いようですが、医薬品や医薬部外品ではありません。サプリメントは健康食品の1カテゴリーであり、健康食品(サプリメントを含む)は、健康の維持・増進を目的とした食品とお考え下さい。

Q2.健康食品で病気は治りますか。

A. 健康食品は、健康の維持・増進のために飲んだり、食べたりするものであって、病気を治すものではありません。病気と思われる症状のある方は医療機関を受診してください。

Q3.健康食品で健康になれますか。

A. サプリメント等の健康食品に期待しすぎることは禁物です。『バランスのとれた食生活』を心掛けることが大切です。あくまでも健康の維持・増進のサポート("援護射撃")のつもりで、ご使用下さい。

 飲み方について
Q4.健康食品はいつ飲めばよいのでしょうか。またどれくらい飲めば効果がありますか。

A. 表示してある1日当たりの摂取量や摂取方法など注意事項をよく読んでお飲みください。健康食品ではある程度の継続摂取を想定したものが多いと思います。国が効果・効能を審査する特定保健用食品(トクホ)の場合、食後血糖や食後中性脂肪の上昇に対して短時間で作用するような場合を除き、12週間の継続摂取で製品の有効性を確かめています。ある程度の期間飲まれて効果を実感された場合、続けられてはいかがでしょうか。人によって合う合わないがありますので不都合な事が起きた時はすぐに中止してください。

Q5.お薬を服用中ですが、健康食品を摂っても大丈夫でしょうか。

A. 健康食品であってもお薬の種類や病気の内容などによっては、飲み合わせ(お薬の働きを強めたり、弱めたりする)に注意が必要な場合があります。お薬を服用中の方はあらかじめかかりつけの医師または薬剤師に相談してください。

Q6.健康食品は、量を多く摂ったほうが効果的なのですか。

A. 量を多く摂れば摂るほど健康に良い影響を与えるというわけではありません。特定の成分の過剰摂取になる可能性もあります。その場合、期待されている効果ではなく、むしろ健康被害に繋がることも考えられます。記載されている目安量の範囲でご利用下さい。

Q7.体の不調や健康を気にするあまり、つい多種類の健康食品を摂るようになりましたが、大丈夫でしょうか?

A. 何種類以上になると問題という基準はありませんが、種類(含有成分)が多ければ多いほど、特定成分の過剰摂取、医薬品成分との相互作用(効き目が強くなりすぎたり、弱くなったりする)の可能性も高まります。また、健康食品成分同士の相互作用も考えられます。こうしたことをご理解頂き、利用の目的とその目的に照らして本当に必要かどうかを良くお考えの上でご利用下さい。

Q8.効果を実感出来ず、摂取量を増やす代わりに、同じ効果のありそうな製品を追加しようと思いますが、問題ないでしょうか。

A. 同じ目的でサプリを複数製品使用することはお避け下さい。製品間で共通した成分が入っていると過剰摂取に繋がる可能性もあります。また、成分は違っても同じ仕組みで効果を発揮するような場合は、好ましくない作用も強まる可能性があります。

Q9.健康食品をしばらく飲んだら、何となく体の具合が悪くなりました。業者に問い合わせたところ、「好転反応であり、暫く飲み続けると効果を実感出来る」と言われましたが大丈夫でしょうか。

A. 健康食品については、“好転反応”に科学的根拠があるかどうかはっきりしません。業者は「一時的に体調が悪いと感じても、その内に効果を実感出来るようになる。効果が出る前段階の反応で効果がある証拠」と言いたいのだと思います。商品を売らんがためのいい加減な説明の可能性があります。使用を中止して医師の診察を受けて下さい。その際、その健康食品の利用について医師にご説明下さい。

 選び方について
Q10.どのような健康食品を選べばよいでしょうか。

A. テレビや新聞で健康食品に関する情報があふれています。その中には、間違っているものや大げさなものも少なくありません。薬剤師や栄養士、そしてサプリメントのアドバイザーリースタッフ (例:食品保健指導士)など信頼できる身近な専門家に相談し、正しい情報を知る事が大切です。医師の治療を受けている人は、医薬品との相互作用が考えられるので医師または薬剤師に相談してください。

Q11. 健康食品を1年分まとめて購入したり、定期的に届けてもらうと価格の割引があるといわれましたが1年分購入したほうが良いのでしょうか。

A.ある程度の期間(4週間ほど)試された上で、判断されてはいかがでしょうか。大量に購入した製品で期待した効果を実感出来ない場合は無駄になります。なお、定期購入については、解約や返品、返金などについてのルールを良く確認した上でご判断下さい。

 賞味期限について
Q12.健康食品はどれくらい持ちますか。

A. 賞味期限がパッケージに記載されていますので、確認してください。賞味期限は、未開封で適切な状態で保存されている場合に目安となる期限です。開封後は、しっかり封をして冷暗所で保管するなど、適切な取り扱いが大事です。その上で、1日の摂取目安量を守りながら、できるだけ早くお召しあがりいただくことをお勧めしています。

健康食品等に関するお役立ちサイト

厚生労働省、消費者庁等の関連サイトを中心に、健康食品をご理解、ご利用頂く上で有用と思われるサイトをまとめたものです。

  • 「健康食品」のホームページ(厚生労働省)
  • 健康食品の正しい利用法 パンフレット【全体版】(厚生労働省)
  • 健康食品Q&A(消費者庁)
  • 「特定保健用食品について」(消費者庁)
  • 特定保健用食品(国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所)
      利用目的(保健の用途)毎の一覧の閲覧や製品の検索も可能。
  • 〔トクホ〕ごあんない 2023 年版(公益財団法人日本健康・栄養食品協会)
      販売中の特定保健用食品を利用目的(保健の用途)毎に写真付きで紹介。
  • 「機能性表示食品について」(消費者庁)
  • 「栄養機能食品について」(消費者庁)
  • 「健康食品」に関する情報(食品安全委員会)
  • 健康食品に関する危害情報について(食品安全委員会)
  • 厚生労働省 eJIM(イージム:「統合医療」情報発信サイト)
      民間療法をはじめとする相補(補完)・代替療法について、エビデンス(根拠)に基づいた情報を紹介。
      サプリメント・ビタミン・ミネラルに関する情報も充実。

        その他(食品一般)

  • 消費者の方向け情報(食品安全委員会)
  • 栄養成分ナビ(江崎グリコ株式会社)
     「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」より、年齢性別の食事摂取基準が部分抜粋して掲載。
  • 食品成分データベース(文部科学省)
      最新の日本食品標準成分表をデータソースとした食品成分に関するデータを検索できる。


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